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about O.0

O.0(オー  ポワン ゼロ)は、600年にわたり受け継がれてきた近江の麻文化と、パリで培われたモードの感性を交差させる衣服プロジェクトです。

 

哲学者ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリの「リゾーム」の思想に着想を得て、ヒエラルキーではなく、多様な要素がフラットにつながる関係性を衣服で表現しています。

 

男と女、前と後ろ。衣服と日用品。伝統工芸とモード。

 

それぞれを対立するものではなく、自由に行き来できるものとして捉え、その境界を横断することで、新しい衣服のあり方を探求しています。

 

前でもなく、後ろでもない。前でもあり、後ろでもある。

 

固定された役割や価値観を問い直し、身体と衣服の新しい関係を提案すること。それがO.0のものづくりです。

近江上布と近江の麻

 

近江上布(おうみじょうふ)は、滋賀県で約600年にわたり受け継がれてきた日本を代表する麻織物です。

 

大麻(ヘンプ)と苧麻(ちょま・ラミー)を用い、手績みの糸や伝統的な織り、晒しの工程を経て生まれるその布は、軽やかさと清涼感、そして静かな美しさを備えています。

 

O.0では、この長い歴史を持つ素材を現代の衣服へとつなぎ、新たな価値を提案しています。

 

近江の麻は、近江上布で受け継がれてきた伝統技術を現代の機械織りに活かし、独特の風合いと心地よい肌触りを実現しています。

 

素材には、日本で古くから親しまれてきた大麻や苧麻に加え、明治時代以降に取り入れられたヨーロッパ原産の亜麻(リネン)も用いられています。

 

伝統の技術と現代のものづくり、そして多様な天然素材が融合することで、近江ならではの麻文化は今も受け継がれています。

CREATORS


森田浩之
2001年よりパリ在住。現在はパリと京都を往復しながら、ライター、コーディネーター、華道家として活動。
京都の華道流派「華道表現派」にて小山幸容氏に師事。ファッションと言葉の世界で培った感性を背景に、モードと花、東洋と西洋を横断する表現を探求している。
Christian Dior、Armani Privé、Maison Margielaなどの装花を担当。
2026年、近江上布と協業した衣服プロジェクト「O.0」を始動。

芦田知子
パタンナー。滋賀県在住。
1998年から2022年までパリを拠点に活動し、Loewe(Jonathan Anderson)、Balmain(Christophe Decarnin)、Louis Vuitton(Nicolas Ghesquière)、Isabel Marantなどのメゾンで経験を積む。
2026年より、近江上布と協業した衣服プロジェクト「O.0」に参加。
豊富な経験と高度な技術を活かし、伝統素材と現代的な衣服の新たな可能性を探求している。

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